学術論文

基本情報

氏名 芳賀 克彦
氏名(カナ) ハガ カツヒコ
氏名(英語) Haga Katsuhiko
所属 国際学部 国際学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

ラオスの農村部における貧困削減と農業・農村開発:JICAの農村開発プロジェクトから得られた示唆

単著・共著の別

単著

著者

芳賀克彦

担当区分

概要

 インドシナ半島に位置するラオスは、中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに囲まれた内陸国である。1986年以降、社会主義を標榜しながら市場経済を推進してきた典型的な低所得国である。過去30年間、鉱物資源や電力の輸出によりGDPは年々増加しているが、人口の65%が住む農村部の農業は不振で、都市部と農村部の経済格差も拡大している。  
    このような状況の中、ラオス政府は過去30年間、海外ドナーや国際機関の支援を受けながら、農村部の貧困削減や農業・農村開発に取り組んできた。しかし、慢性的な財政難のため、新規開発予算の大半を海外からの財政支援に頼らざるを得ない状況が続いているのが実情である。また、外国からの援助が終了した後も、そのような財政難のために、プロジェクトの活動を維持・継続するための十分な予算措置がとれないことも、政府の行き詰まりのひとつである。その結果、協力期間終了後にプロジェクトの活動が中断されるケースも少なくない。  
   このような背景のもと、本研究では、JICAがラオスで実施した農業・農村開発プロジェクトを「有効性・持続可能性」の観点から検証し、グッドプラクティスを抽出することで、プロジェクトをより効果的かつ持続可能なものとするための可能な方策を探ることを目的とする。


発表雑誌等の名称

東京成徳大学人文学部・国際学部・応用心理学部 研究紀要2022 第29号

出版者

東京成徳大学人文学部、国際学部、応用心理学部

第29号

開始ページ

1

終了ページ

18

発行又は発表の年月

2022/03

査読の有無

有り

掲載種別

研究論文(大学,研究機関等紀要)