挑発場面における児童の社会的コンピテンス
濱口佳和
博士論文を書籍としてまとめたもの。仲間から被害を受けた場面で児童が働かせる社会認知的プロセスをDodge(1986)の社会的情報処理モデルの観点からとらえ、独自の質問紙による測定法を開発し、小学校高学年児童を対象に10の実証的研究を実施。社会的情報処理の諸変数が攻撃行動、主張行動、許容行動といった応答的行動を強く規定すること、社会的情報処理が、加害行為の文脈条件によって影響を受けることなどを示した。
風間書房