責任の帰属に及ぼす評価の枠組みの影響
社会問題の解決を図るには、多くの人々がその問題を理解し、解決策を受容することが必要である。実験参加者を、社会条件または個人条件に、割り当てた。主人公が死に至る物語を呈示し、これを救う責任が様々な人々にどの程度あると思うかを評価させた。社会条件では個人条件より、身近な他者の責任や社会の責任は重く帰属された。評価の枠組として社会を用いることで、責任を社会に帰属させられることが明らかとなった。
東京成徳大学経営論集
東京成徳大学経営学部
第2号