臓器移植をめぐるリエゾン精神医学の臨床 小児・思春期の移植患者の心理-アドヒアランス問題を中心に-

添田英津子、磯部知愛、伊澤由香

生体肝移植を受けた患児らが成長発達を遂げ社会生活を送っている中での小児から成人への移行期における支援体制の現状、原疾患再発やアドヒアランスの低下について。
臓器移植を受けた患者が治療計画や薬物療法にどの程度従っているか、特に思春期の患者に焦点を当て、移植患者の心理的側面を探求。思春期の移植患者は、治療計画へのアドヒアランスに関連するさまざまな心理的要因を抱えている可能性があることを述べている。

 精神科治療学  (Japanese Journal of Psychiatric Treatment)

星和書店

32巻

2号