視覚情報が重心動揺のカオス性に及ぼす影響
生体から得られる様々な情報に対してカオス解析が行なわれており、それらがカオス現象を示しているという報告が数多くされている。重心動揺もその一つであるが、カオス性については賛否両論である。本研究では、片足直立姿勢と両足直立姿勢の重心動揺を測定してカオス解析を行ない、それぞれのカオス的特徴量(フラクタル次元、リアプノフ指数)を求め、姿勢における違いが見られるかを考察した。
人間工学
第38巻
第6号