捻りを伴う荷物持ち上げ動作の動力学的解析
本研究では、捻り動作を含む荷物持ち上げ作業における身体各部位の動力学変数を算出し、作業条件がそれらに及ぼす影響について調べた。実験結果から、捻りを伴う荷物持ち上げ動作の特徴として、腰の捻り動作開始直後において作業者への身体への負荷は最も大きくなること、捻り角度が大きいほど腰部に掛かる負荷も大きくなることが明らかとなった。作業条件の変化は腰椎への負荷に大きく影響することが示された。
日本経営工学会論文誌
第57巻
第2号