医療観察法審判における修復的司法の可能性について
田中速,広幡小百合,森田展彰,中谷陽二
精神障害者の暴力行為は家庭内でなされることが多く、家族は保護者かつ被害者という困難な立場にたたされる。障害者の社会復帰と被害者保護の双方を実現するためには修復的司法の概念を医療観察法審判に導入して被害者加害者対話Victim Offender Mediation を行うことが有益であると考えられた。
臨床精神医学
アークメディア
第36巻
第9号