子どものモノとのかかわり方に着目すると、一つのモノともさまざまな関わりがあり、さらにハイハイや歩行の獲得と共に、モノとの出会う範囲が広がっていく、また、保育者は、子どものもモノとのかかわりを、時間の流れとかかわりの変化、状況、他児との関係、表情といったことから子どもを捉え、保育者は、子どもの姿から「探索」「あこがれ」「夢中」を見出していた。保育者は子どもが探索する姿を共感的に見守り記録している。モノと集中して関わる姿を見守り細かな動きを見逃さず、共に過ごし支える保育者の援助が重要であることを論じた。