平成21年度「幼児体育Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」の授業に関して、アンケート調査をもとに授業内容を考察し、今後保育者を育てるためのよりふさわしい授業内容の検討を行い、次年度以降の授業につなげる資料とすることを目的とし、研究を行った。考察の結果、「幼児体操のレパートリーが増えた」「ゲームや運動遊びなどのレパートリーが増えた」「作品をつくる力や動きをアレンジする力がついた」「体を動かすことの楽しさを味わえた」と回答する学生が多かった。授業の中で保育スキルを身につけたという実感が、今後現場で保育を行う際に、幼児との身体活動を積極的に行う自信となり、幼児の身体的発達や心を育てる保育者養成の一要因となることを示唆した。