児童・生徒への対応をめぐる教職員間の葛藤と対処方略-葛藤状況及び教職員に対する認知的評価の視点から-
西村昭徳
多様化・複雑化する児童・生徒の問題に、専門性や役割が異なる立場の教職員がチームを組んで対応する際の葛藤と対処方略を明らかにする目的で調査が実施された。16チーム(64名)の回答を分析した結果、責任や役割に関する葛藤が、問題の見立てや情緒的な葛藤よりも大きいことが示された。また、教職員間の人間関係を肯定的に評価している人は、一般的に望ましいとされる葛藤対処方略を用いていることが確認された。
学校メンタルヘルス
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